導入|筆者がラットの年間コストを見直した理由
ファンシーラットは「小動物だから飼育費は安い」と思われがちですが、
実際に飼ってみると、じわじわと家計に効いてくる固定費が存在します。
私は40代・独身・一人暮らし。副業や投資を続ける中で、
常に意識しているのが「固定費の最適化」です。
ラットの飼育費も例外ではなく、感覚ではなく数字で把握することにしました。
副業と投資をしている筆者は「固定費の最適化」を徹底している
- 毎月発生する支出は、年間で見ると大きな差になる
- 安さだけで選ぶと、買い替えやトラブルで逆に高くつく
- ラットと飼い主、双方のQOLを落とさないことが最優先
この考え方は、家計管理でもラット飼育でも共通しています。
ラットの支出が意外と家計に影響するため分析開始
「なんとなく払っている」状態をやめ、1年間の飼育費をすべて洗い出してみると、
節約できる部分と、削ってはいけない部分が明確に見えてきました。
年間費用の内訳(リアルな数字で公開)
ここからは、私が実際に支払っている金額をベースにした
現実的な年間コストを紹介します。
初期費用(ケージ、給水器、ヒーターなど)
初期費用は最初だけとはいえ、ここをケチると後々コストが膨らみます。
| 項目 | 目安金額 |
|---|---|
| ケージ | 15,000〜25,000円 |
| 給水器・餌入れ | 2,000〜3,000円 |
| 回し車・隠れ家 | 3,000〜5,000円 |
| ヒーター・温度管理用品 | 4,000〜8,000円 |
初期費用合計:およそ25,000〜40,000円
※ ケージだけは「安物買いの銭失い」になりやすいため注意が必要です。
月のランニングコスト(餌、敷材、おやつ)
- 主食ペレット:1,200〜1,800円
- 敷材:1,000〜1,500円
- おやつ・副食:500〜1,000円
月あたり:約3,000〜4,000円
年間:約36,000〜48,000円
主食は安全性と入手性を優先しています。例えば以下のような製品です。
医療費・突発費用(緊急時の備え)
ラットは体が小さい分、病気の進行が早い傾向があります。
- 年1〜2回の通院:5,000〜10,000円
- 突発的な検査・投薬:10,000〜30,000円
年間平均:10,000〜20,000円(何もなければ0円の年もあります)
「使わなかったらラッキー」くらいの気持ちで別枠管理がおすすめです。
一人暮らしで増えがちな隠れコスト(電気代、予備品)
- エアコン・ヒーターの電気代:月500〜1,000円
- 敷材・餌の予備在庫
- 旅行・外出時の対策費用
年間でおよそ6,000〜12,000円程度になります。
関連記事|消耗品コスト(食費・敷材)を最適化する
ラット飼育の年間費用の中でも、差が出やすいのが「消耗品コスト」です。
特に食費(主食・おやつ・副食)と敷材(床材)は、
管理次第でムダを減らしつつQOLも上げられます。
「全体の予算感」→「消耗品の最適化」の順で見ていくと、
削っていい費用・削ってはいけない費用が整理しやすくなります。
賢く節約する方法(QOLを下げない)
節約=我慢、ではありません。
「仕組み」で減らすことがポイントです。
餌・敷材・ケージで節約するポイント(データ分析に基づく最適解)
- 安全性が確認できている製品を固定化する
- 毎回悩まないことで判断コストを減らす
- 品質と耐久性のバランスを見る
結果として、買い替え頻度が下がり、年間コストが安定します。
まとめ買い・サブスク・自動化で時短とコストカット
- ペレットや敷材はAmazonでまとめ買い
- 消耗ペースを把握して欠品を防ぐ
- 「安いから買う」ではなく「迷わない仕組み」を作る
時間の節約は、飼い主のQOL向上にも直結します。
安さより安全性を優先すべき部分(筆者の失敗談)
過去に価格重視で選んだ敷材が体質に合わず、
結果的にすぐ買い替えることになった経験があります。
安全性は、すべての節約の前提条件だと実感しました。
まとめ|安全と快適を両立しながら節約するコツ
ファンシーラット1匹あたりの年間費用は、
- 初年度:約70,000〜100,000円
- 2年目以降:約50,000〜70,000円
数字で把握し、無駄を削れば無理のない範囲に収まります。
次にやること
- 1ヶ月分の飼育費を書き出す
- 削れる部分/削れない部分を分ける
- QOLを落とさない節約を意識する
ラットとの生活は「癒し」であり「投資」です。
賢く管理して、長く快適に付き合っていきましょう。

